昨日、「遅すぎた帰還」を見た。
最初の方、堺さん演じる鈴木紀夫にちょっと引いた。
あまりにも山南さんのイメージと違ったから。
同じ訳無いんだけど、それに、役者さんなんだから色んな役されるのは当然なんだけど。
なんかちゃらちゃらした遊び人かな、なんて思ってた。
小野田少尉は肉体的にもそうだろうけれど、精神的にもとても強い人だったんだな、と思った。
でないと、あんな所に30年も居られるだろうか?
私なら1時間、いや30分でも無理かも。(キャンプ嫌いな私は絶対無理)
男の人って平気なのかな?
鈴木さんも小野田さん探しにルバング島へ行った事だし。
小野田少尉はきっと任務の完遂の為に信念を持ってあそこにいらしたんだと思うけれど、空からの「戦争終結」ビラも信じず、親兄弟の呼びかけにも応じず、あまりにも疑い深くないか?と思った。
長引いた戦争が小野田さんの心を閉ざさせてしまったのかも知れないけれど。
3人いた仲間も次々殺されてとうとう一人になってしまった小野田さんの心を少し開けたのは鈴木紀夫だったんだな。
軽い感じのする役だったけど、あの開けっぴろげで銃を向けられても必死に説得しようとする態度に小野田さんの気持ちが動かされたんだと思う。
鈴木紀夫!(すずきしまお!の、ノリで)立派じゃないか!
帰還してからのインタビューで「30年間楽しい事なんて一つも無かった」と言ったのを聞いた時、私は涙がこぼれた。
今もご存命らしいが、(知らなかった)帰還してからは、楽しい事ばかりでありますようにと願わずには居られない。
にほんブログ村↑皆さまのクリックが励みになりますm(__)m
Articles
「小野田少尉、遅すぎた帰還」
- 20050814
- 観た!
- パーマリンク
- トラックバック (4)
- コメント (2)
トラックバックURL
http://55hougyoku.blog13.fc2.com/tb.php/52-5a306186
この記事へのトラックバック
時には勝てない
「20年目の誓い~天国にいるわが子へ~」(8/12)「遅すぎる帰還 実録・小野田少尉」(8/13)見ました。「20年目~」のほうはこれから堕ちていく機内にいて冷静に職務を全うしようとした客室乗務員の方の手記と墜落現場になった上野村の元村長さんの「20年目も19年目
- 20050815
- From : のほほーん
「実録・小野田少尉 遅すぎた帰還」
終戦モノの番組もこの時期はハズせません。しかし、うっかり忘れてて実際見たのは後半過ぎから・・・{/hiyo_shock2/}ちょうど、小野田少尉が堺雅人さん演じる鈴木と出会って少しずつ警戒を解いていく過程のところでした。この部分は以前、NHKだったかのドキュメンタリー番
- 20050814
- From : 水曜日が待ち遠しい!
この記事へのコメント
堺さんはどっちかというとあのイメージなので<鈴木紀夫役
テレビであーいう堺さん見れてうれしかったです(^^;;;。
小野田さんを30年つなげていたものは死への覚悟かなと思いますね。
上官として部下を死なせたのに自分だけおめおめ帰れない。
ここで死んだほうがいいと思っていたのではと哀しくなります。
小塚さんも生きて帰ってほしいと願っていたのに。
ワタシもアウトドアで30年は無理ですね(笑)。
虫が嫌いなので・・・(--)。
でもキャンプや野宿は好きです(なんだそりゃ)。
私はど~~しても堺さんイコール山南さんのイメージから抜けきれ無いんですよ~。
何役してても「あっ、ここ、山南さんっぽい」とか思ってしまうんですよね~。
虫、私も嫌いです~。
見る分にはまだいいんですけど、触れない。
野宿????
コメント有難うございました。